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【Qスクール通信vol.1】Qスクールの概要と対話の有用性

※本記事は2023年11月1日にBASE Qメールマガジンより配信された内容を転載しております。

初めて、このメルマガを書かせていただきます。
BASE Qにて、「Qスクール」を担当しております、正野と申します。
これから、ときどき、今期のQスクールの様子をお届けさせていただきます。
 

■どうしてこのメルマガを書こうと思ったの?

これまで、メルマガにおけるQスクールのご案内は、開講前(年度頭)の時期のみに留まっておりました。
毎年、「検討時期が短く、参加が間に合わなかった」というご意見があり、Qスクール自体も長期に渡って実施していることもありまして、BASE Qメルマガ会員のみなさまに、Qスクールの様子をつれづれお届けしたいと考えたのがきっかけです。
。 新規事業に関わるマネージャーやプレイヤーの方々に、Qスクールについて、そして、Qスクールの受講生と私が得た学びをもっと知っていただきたいと思っています。
Qスクールの卒業生には、BASEQや当時の学びを思い出していただけるかな、と期待しています(元気にしていますか?)。

“いいな!”“悩んでいるあの人に紹介したい”と思う場面がありましたら、そんなみなさまにも、ぜひシェアしていただければ大変嬉しいです。

■Qスクールってなに?

Qスクールは、大手企業で新規事業を担うイントレプレナーの方々の人材育成のため、当初は伴走プログラムとセットで、約半年の期間でスタートしました。2018年の東京ミッドタウン日比谷そしてBASE Qの開業とともに回を重ね、今年は第7期目となり、総勢22社から35名の方々にご参加いただいております。
今年は2023年7月11日より開講いたしました。3月末までのこのスクールは、まもなく折り返しを迎えます。
季節も変わり、時間の経過とともに、受講生のみなさんは、少しずつ自分の中に蓄積された、学びや経験を実感してきた頃かもしれません。
このスクールは、ご参加企業のみなさんの声をお伺いしながら、変化を重ねてきました。
本日は、現在のその姿をちょっとだけご紹介したいと思います。

・概要
BASE Qが考える、イントレプレナーにとって重要な3つの要件「スキル」「マインド」「ネットワーク」を軸としたプログラムをご用意しております。今年の講義・ワークショップは全19回、7月から1月までの間でおおよそ週1回の実施となっています。

・参加方法
講義は、オンライン配信、一部を現地とオンライン配信のハイブリット開催にて実施しています。
業務が多忙な方をはじめ、遠方の方やご家庭のご予定がある方にも効率よくご参加いただけています。

※ハイブリット開催(オンライン参加の方ともリアルタイムでつながっています)

・学び方
講義では参加者を数名のチームに分け、一定期間固定化するラーニンググループを導入しています
受講生同士のグループディスカッションや振り返りの時間を設けることで、この場での学びをより深めていただくことを大事にしています。
一定期間、毎週顔を合わせ、メンバー間で議論を行うことで、より学びが深まっています。
講義後にはアーカイブ動画が配信されます。
復習はもちろん、ご自身の業務の進捗によって、過去の講義を振り返りたくなった場合にも活用することができます。

※グループワークの様子

■今回のメルマガで伝えたいことは “対話の有用性”

“学び方”で触れたように、Qスクールでは“対話”を大切にし、そして、“対話の有用性”を日々感じています。
私は、講義中に行われるグループワークの際に、各グループを巡回しています。
同じ課題に取り組んでも、受講生によって全く異なる結果や意見がでたり、他者(そして他社)に伝える難しさを痛感したり、あらためて自分の意志や意向を再認識したり、受講生同士の対話の中で、毎回、驚きや発見があるようです。

ここで、受講生の講義レポートから一部を抜粋してみます。

「普段の業務の中では「解像度を上げる」作業を頭の中だけで完結させがちだが、図にする、それを人に話す、といった活動の中で精査されていくものだと実感した。講義内のワークにおいて、グループ内のメンバーでそれぞれ解像度に対する「広さ・深さ」の視点が異なっていた。同じ課題に対しても、第一階層の考え方を変えてみることで見えるものも変わることを理解した。自分の中でもいくつものパターンを用意できるようにし、1つの考え方に固執しないようにしたいと思う。」
「大きな潮流の特定や、製品・サービスを広げるような活動では、様々なバックグランドの人が集まり議論することが重要で、特にはじめの発散は大事にした方が良いということを学んだ。ワークショップで、2つのテーマに関して議論したが、それぞれのテーマのゴールは大きく異なっていたにもかかわらず、前記のような同様の感覚を得た。Qスクールには、様々な方が集まっているので、議論をする上で、特に良い場であると再認識した次第です。」
「新規事業に携わり始めた当初は、他の誰もやらなかったチャレンジができることや、失敗して当然でうまくいったら儲けものであることを大きなチャンスだとポジティブに捉え、積極的に取り組んできました。
しかし、実際に事業アイデアを推進していく過程で多くのハードルに直面したことで、当初のマインドセットが失われてしまっていることに気づきました。
できない言い訳を並べることは簡単ですが、自分のwill実現に向けた強い意志とポジティブなマインドを持ってやり抜くことが、事業創出において重要なことだと実感しました。」

Qスクールは、このような学びや発見を支援していきたいと思います。

■次回のお話は?

今回は、講義・ワークショップを中心に、概要・学びについてご紹介してみましたが、今年は、「受講生同士の交流・コミュニケーション」をより強化すべく、「つながるプログラム」を新たに新設しています。次回は、こちらについてご紹介したいと思います。

参考)23年度のラインナップやスケジュールは、こちらをご覧ください。
https://www.baseq.jp/program/school/

今後も、Qスクールの「いま」を少しずつお届けしていきます。
どこかで新規事業創出に悩まれている方々にとって、少しでも励みになれば大変嬉しいです。
来年度もQスクールは開催されるのか、しないのか?その内容は?…は、これからとなりますが、もし気になる方がいらっしゃいましたら、mail@baseq.jp(Qスクール事務局)までお問い合わせいただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回もぜひお付き合いください!

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