BASE Q

ショートスリーパーが語る健康論

※本記事は2020年11月26日にBASE Qメールマガジンより配信された内容を転載しております。

今年9月、久しぶりにApple Watchを購入しました。
Apple Watchを使うのは、2017年にSeries3を購入し1年ほど後に紛失(笑)して以来のことになります。約2年ぶりです。その間、Apple WatchはSeries4、5、6と3世代分の進化を果たしてきました。

今回の原稿は、ガジェットとしてのApple Watchを語るのが目的ではないので、機能や性能に関する詳細には触れません。Apple Watchを再び利用することで、私の中で健康に関する意識が高まったという話をしたいと思います。

自分を変えたいと思うものの

まず、簡単に私のプロフィールを書いておきます。
現在41歳で一人暮らし。メタボ体型で、健康診断では中性脂肪やコレステロール、γ-GTPの数値などが指摘されています。食生活は外食中心で、好き嫌いも多く野菜はあまり食べません。休肝日もせいぜい週1~2日。端的に言えば、“不健康な中年”の入口に差し掛かっているといったところです。

これまで何度かダイエットを試み、その都度それなりに食生活の改善や運動に取り組み10キロ程度の減量には成功するのですが、すぐに元の習慣に戻ってしまい、体重も見事にリバウンド。今年に入ってからはコロナ禍による生活変化で体重が微増傾向となっています。

さすがにこのままではいけないとは、私も思っているんです。ただ、なかなかきっかけがつくれず、放置しているというのが現状です(自ら節制できる方からすれば、ここまでの文章にも相当のツッコミ箇所があるとは思っています)。

そんな私に飛び込んできたのが、新しいApple Watchの発売というニュース。
ここでApple Watchの機能を簡単に振り返っておきましょう。 Apple Watchはスマートフォンと連携し、運動や睡眠等に関するデータを自動的に収集します。iPhoneを使う人であれば「ヘルスケア」というアプリで自身の状況を確認することができます。それぞれの機能に特化したアプリを使えば、より詳細な状況を可視化することも可能です。

最新のApple Watchを購入

そもそも、相当なAppleファンである私は新製品情報を常にチェックしており、新しいApple Watchの発表イベントも深夜のネット中継を視聴していました。正直に言って、機能的にはさほど目新しさは感じなかったのですが、スマートウォッチを常に携帯することで自分の身体の状況をモニタリングし可視化することの価値を思い出し、これを生活改善のきっかけにできるかも、と考えたわけです。

かくして、私はイベント終了直後にAppleストアにアクセスし、Series6を予約。発売日に手に入れることとなりました。

私が改めてApple Watchを使い始めて約2ヵ月が経過しました。その間、ほぼ毎日、自分の活動をモニタリングしています。そこで見えてきたのが、運動不足と睡眠不足と言う2つの課題でした。

これまでの使用期間における1日あたりの平均歩数は約5000歩。そのほとんどが「エクササイズ」とは呼べない日常の歩行に過ぎません。また睡眠不足についても、もともとショートスリーパーという認識は持っていましたが、平均の睡眠時間は4時間台で、『Auto Sleep』というアプリによれば、いわゆる「深い睡眠」の割合も少ないという状況が見えてきました。

先ほど「可視化することの価値」と書きましたが、その効果は覿面です。自分の”不健康ぶり”を数字で突きつけられると、さすがの私も真剣になり、早速いくつかの改善に取り組み始めました。

「高地トレーニング」始めました

運動不足に関しては、スポーツジムに通い始めました。
しかし、私はかなりの運動嫌いでもあり、それなりに多忙でもありますので、普通のジムでは三日坊主になってしまうことが簡単に予測できます。そこで取り入れたのが「高地トレーニング」。といっても、実際に山の上に行くのではなく、ジム内で酸素の薄い状態をつくりだし、そこで運動することで高い効果を得られるというプログラムを始めたのです。

これは『ハイアルチ』というスタートアップが提供しているもので、現在は全国に約20のスタジオがあります。実際には、30分間早足歩くだけで2時間分のウォーキングと同等の効果を得られるそうです。仮にどんなに多忙であっても週に1~2回、30分程度の時間は捻出できるはずであり、これなら自分でも続けられそうだと感じています(というよりも、これを続けられなかったらおしまい、という気持ちのほうが強いです)。

睡眠については、睡眠時間が短くても昼間に眠くなったり、ボーッとして仕事が捗らなかったりということはなく、自分の中ではそこまで深刻な問題ではないというのが本音です。しかし、可視化することで面白い実態も見えてきました。

「眠っているけど休めない」原因は?

先述のAuto Sleepというアプリでは、眠りの状況と同時に心拍数や周囲の騒音状況のデータも取得しています。一般に、人は眠りに入ると心拍数も低下するわけですが、私の睡眠データを見ると眠っているにもかかわらず心拍数が下がっていない日が散見されました。そして、そういう日は必ず騒音レベルが高いのです。

どういうことか。これは、私が寝る直前までYoutubeやNetflixで動画を視聴し、いわゆる“寝落ち”したときに現れていた現象でした。動画が終わるまでは音声も再生されており、それが騒音となって「眠っているけど休めていない」という状態が発生していたわけです。

そもそも眠る直前まで液晶を見ているのはよくないとされていますが、眠った後も「音」によって睡眠の質が悪化していることが明らかになったことで、私も反省しました。それに気づいて以降は、寝る直前の動画視聴を控えるようにしています。
その副次的効果として、そもそもの睡眠時間自体も拡大傾向にあり、最近は1日5時間以上寝る日が増えています(それでも「短い」と言われそうですが)。また、さらに快適に眠れるように、寝具にもこだわりたいと考えるようになりました(ただし、調べてみると寝具に関する客観的でフェアな情報が少なく、改善には着手できていません。これは大きな「不」ではないかと思っています)。

「可視化」することで自分を知る

私の“改善活動“はやや独特であり、これにどれだけの意味があるのか、どれだけの効果を発揮するのかはまだわかりません。ですが、改善を始めたことは確かですし、Apple Watchによって現状を可視化し、問題を特定したことはその助けになっています。

また、自分の性格やスケジュールを考慮した上で、それに対応した運動方法にアクセスしたことも、これまでのダイエットとは異なるアプローチです(これまでは「理想のダイエット」を追究し、食事や運動もストイックにやり過ぎた結果、長続きせずリバウンドしていたとも思っています)。

状況を細かく可視化して把握し、何が問題なのかを特定する。それに対処する自分のことをよく理解し、現実的に対応可能な方策を考え、着実に実行する。その効果もまた、可視化することで検証可能となる。
これって結局、いい仕事をするためのサイクルと同じことなんですね。

というわけで、私の生活習慣と健康状態の改善が今後、どのように進んでいくのか。定期的に皆さんにもお知らせできればと思っております。

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