この公開研究セッションでは、ACT株式会社と慶應義塾大学SFC研究所とで取り組んできた共同研究プロジェクト「表現力の正体」で得られた「発見」を共有し、新しい「学び」を一緒に体験していただきます。
このプロジェクトには、山田孝之氏、木村多江氏、阿部進之介氏、安藤政信氏ら卓越したプロの俳優チームが研究メンバーとして参加し、俳優×企業×大学のコラボレーションで「表現力の正体」を探究しています。
この1年間、俳優チームとともにワークショップに取り組みながら、演技や役づくりについての理解を深めてきました。また、パターン・リサーチという方法で、演技や役づくりに向き合うための手がかりを体系化・言語化してきました。
これまでの活動を通じて、「感情とのコミュニケーション」が、表現力にとって大切な入り口になることが明らかになってきました。プロの俳優の演技に潜む「感情とのコミュニケーション」には、私たちが日々の行為を見つめ直すためのヒントがたくさんつまっています。

セッションでは、俳優や学生による演技の実演や、参加者同士で取り組める簡単なワークを行います。プロの俳優たちと一緒に、そして参加者のみなさんと一緒に、「感情とのコミュニケーション」をリアルに体験しながら深ぼる、そんなセッションにしたいと思っています。