BASE Q

連載開始!BASE Q新任者による”おーぷんいのべーしょん”なメルマガvol.1

※本記事は2020年5月21日にBASE Qメールマガジンより配信された内容を転載しております。

Q _0+1_オープンイノベーションっておいしいの?

皆様、はじめまして。
BASE Q 阿部 です。
2020年5月にメガベンチャーから三井不動産に転職し、ベンチャー共創事業部に配属され、日本の大手企業のイノベーションを“オープンイノベーションのプロ”として支援するBASE Qに着任しました。

なぜ私がメルマガを書くのか?

“転職してきたばっかりの新人が書いてみたら面白いんじゃないか”@企画会議という、私の上司である光村さん*の発案(思い付き)によるものです。
*補足:このメルマガをお読みの方はご存じかと思いますが、ご存じない方のため。
光村さんとは・・・BASE Q運営責任者。三井不動産では珍しい元編集者という経歴を持ち、現客員教授の顔もあり、自らもイントレプレナー(社内起業家)を名乗り、オープンイノベーション業界では、『荒法師』としても知られています。
またBASE Qメルマガ連載もされています。(バックナンバーはこちらから)

きっかけはさておき、新規事業・オープンイノベーションにこれから本格的に向き合う私が、BASE Qを通じて、学んだことや感じたことをお伝えしていけたらと思いますので、お付き合いください。

どんな人に読んでもらいたいか?

【おすすめ度★★★】新規事業・オープンイノベーションなんて、よくわからないけど担当になっちゃった方
【おすすめ度★★】新規事業・オープンイノベーションを起こす志がある方
【おすすめ度★★】新規事業・オープンイノベーション部でマネジメント・担当人事をしているが、配属されたばかりの人が何を考えているかわからない方
【おすすめ度★】新規事業・オープンイノベーションは任せろという方
…などなど新規事業・オープンイノベーションに関わる方に読んでいただけると嬉しいです。記事に対する異論は認めます。

阿部 はどんな人か?

愛媛県生まれ。小中高、最寄りの公立。地方国公立大学・院にて都市計画・環境科学を専攻。新卒後メガベンチャーにて9年勤務。商品企画・プロジェクトマネジメント・メディアプロデューサー・マネージャーを経験。
さて、簡単な自己紹介も終わったところで、そろそろ内容に入っていくわけですが、ここでは、BASE Qという組織名にちなみに、一問(Q)一答形式で、綴りたいと思います。

Q1:オープンイノベーションっておいしいの?”

オープンイノベーションってよく耳にするし、しばらくの間バズワードで、耳障りはよい。辞書を見ても、文字の意味は分かる。私自身、過去にも他社サービスの自社導入なども経験してきましたが、それとは違う。本当に理解できているかは不安になる担当者も多いのではないでしょうか。
オープンイノベーションは、本当においしいといえる存在なのでしょうか。オープンイノベーションの事例について、不動産を例に挙げて考えてみたいと思います。(以下フィクション)

仮に、三井不動産が、“空飛ぶオフィスを作ろう”というビジョンを掲げたとします。そうすると建物を建てて利活用するプロフェッショナルである三井不動産ですが、建物を空中に留めておく技術はありません。
そうした際に、“空飛ぶオフィスを作る”という目的に関して、“物体を浮遊させることについて最先端の技術・知見を持っている企業”と共同し、1社では成しえなかったイノベーションを実現する。
またクローズドイノベーションでは多くの時間を要する目的をスピーディーに実現する。それがオープンイノベーションの醍醐味であるといえます。

A:結論:オープンイノベーションは、おいしくもまずくもなる

あれ、さっきの例ではオープンイノベーションはおいしいものでしょ。と思われた方も多いのではないかと思います。
しかし、オープンイノベーションだからよい、オープンイノベーションじゃないから駄目だ。やはり、そんなことはないように思います。
“オープンイノベーションだからいいものができただろう”という考えに陥っている方は、“手段の目的化”という誰しもが陥りやすい罠にはまっているのではないでしょうか。あくまでもオープンイノベーションは手段であり、目的ではないはずです。
もし仮に目的が、“空飛ぶオフィスを作る”ではなく、“オフィスをより早く多く作る”だとしたら、“物体を浮遊させることについて最先端の技術・知見を持っている企業”と組むことは間違いでしょう。
これは極端な例ですが、チームメンバーと話していると適切な目標設定を実施できてないがために失敗するプロジェクトも数多く存在するようです。内容によってはクローズドイノベーションの方がよい場合も存在するかもしれません。
私やみなさんが他のプロジェクトマネジメントでも実施してきたように、まずはオープンイノベーションの目的の設定を実施することをお勧めします。
(お問い合わせボタンを押して問い合わせいただければ優秀なコンサルタントがみなさんに伴走することも可能です)

話を戻しますが、今回の場合、問いの立て方に問題があったといえます。

“オープンイノベーションが日本の大企業にとってイノベーション実現の有効な手段になりえるか”という問いに対しては、BASE Q参画直後の現状の私でも、イエスと答えられます。

ただし、有効な手段と思われるオープンイノベーションは、みなさんのご想像通り、今回お話しした目的設定・共創するパートナー選定以外にも多くの観点から、クローズドイノベーションと差異があります。
それらを理解せずに進めると多くの失敗を起こすように思います。また方法がわからず、そもそも踏み出せない事例も多いでしょう。
今後、より多くの企業がオープンイノベーションを有効に活用できる世の中になるよう、私はこれから、BASE Qの一員として、今後多くのプロジェクトに伴走させていただきたいと思っています。

―“優れた問いから 優れた答えが生まれる” BASE Q-

これからも自分なりの考えをフラットに発信していけたらと思うので、お付き合いいただけると幸いです。

この記事をシェアする

阿部祐介(あべ・ゆうすけ)

1985年、愛媛県生まれ。筑波大学大学院を終了後、リクルートホールディングスに入社。ネットビジネスプロデューサー・マネージャーを経験。事業計画立案、商品企画、営業推進、プロダクトマネージャー・O2Oマーケティング、BPRなど幅広いプロジェクトを推進。2020年 三井不動産入社、BASE Qに参画。