BASE Q

“おーぷんいのべーしょん“なメルマガvol.8

※本記事は2020年12月15日にBASE Qメールマガジンより配信された内容を転載しております。

Q.8 暗記苦手な僕が、どうやって合格率20%未満の宅建を28日間で突破できたのか?

こんにちは、BASE Q 阿部です。

さて、今回は少し業務から離れて、大学院受験ぶりにまともに試験を受験し なんとか合格した宅建(宅地建物取引士)合格記と、その中で得た「新規事業にも通じる学び」をお伝えしようと思っています。
ただ、たまたま受かっただけのため、効果を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。

なぜ宅建を受けようと思ったのか?

BASE Qの運営会社で阿部が所属する三井不動産は、総合ディベロッパーです。新卒はもちろん、中途で入った社員も基本的には宅建を取得することが求められています。

実は、前職も大いに不動産に関係する会社であり、宅建を取得するとお祝い金がもらえる良い制度まで準備されていたのですが、当時の自分は必須でもないし、宅建合格の目安といわれる200から300時間勉強するくらいならお祝い金をもらわなくてもいいかと思い、結局資格取得することなく、転職してしまいました。

過去に勉強しなかったおかげで、転職して直後という勉強する時間も取りづらい環境で必合格の環境に身を置くことになりました。

さすがの手厚い受験サポート

さすがに「宅建取得必須」を謡う会社だけあって、勉強する環境はしっかりサポートされています。5月のGW明けに社内ポータルで宅建取得のために、某有名宅建対策講座への参加募集がされていました。

「講座をオフラインでみっちり受ける、集合研修コース」と「テキストをもらって独学で基本は進めて、最後の直前講習だけ合流する、テキストコース」、当然休みの日にまで学校に行って勉強したくないと思っていたので、後者を選択しました。後にこの選択が、自分を苦しめます。

テキストが届いたが、何もやらない日々が続く

たしか6月くらいにはテキストが届いていましたが、まぁまだいいだろうということで何もやらない日々を過ごしました。

7月末の宅建申し込みには、一応申し込みを行いましたが、コロナ下で本当に今年受験するのですか?と担当部署にメールを送って来年に先伸ばせないかと悪あがきをしたほどでした。

遂に直前講座参加依頼のメールが届き、尻に火が付く

以前にも何回かメールが届いていたのですが、さらにそれをスルーし、9月23日初回直前講座のリマインドが9月19日(土)に届きました。

試験日は、10月18日(日)。切りよく4週前=28日前からやるかということで遂に勉強を始めました。

配られた勉強方法から自分に意味のありそうな内容を選んでこなす

テキストに書かれている勉強法には、以下のような内容が書かれていました。

① 毎月決められた範囲を読んで理解する
② 練習問題を実施する
③ 添削用問題を解いて、送って添削してもらう

「特に①②を3回は繰り返すこと」と書かれていましたが、全部やると当然間に合わないので、一旦それは無視して、①と②を集中して1回だけやる。間違えた問題はその場で覚える。丸暗記で覚えられなくても意味が分からない状態では絶対に残さないと決めました。

直前講習は、徹底的にプロセスにこだわる

直前講習は、決められた範囲のテスト+解説の組み合わせで、水曜日と土曜日の合計7回設定されていました。
毎回模試+回答の組み合わせなのですが、これは全部まじめに参加することにしました。

しかし模試は模試なので、解答時間中に問題を解くことはもちろん、どういう出題形式で問題が出されるか、ひっかけの方法はどういうものが多いか、自分はどういう問題に悩むのかなど、その時の問題を解くというよりは本番を見据えて「今いい点を取ること」より、「いかに本番で失敗しそうな要因を模試で出し切るか」に注力しました。

結果として模試では1度も合格点を取れませんでしたが、実力はついていったと思います。

迷っても決めたプロセスをやり通す

先ほど自分で決めた勉強プロセスと直前講習には必ず参加すると決めたので、模試の点数が合格点の半分くらいだとしても、上記プロセスは最後までやりきりました。

正直言うと、今年はダメなんじゃないかとかなり思っていましたが、ダメでも自分の決めたことはやったと言い切れるようにという想いだけで続けていました。

最後の追い込みは、工夫

テスト直前週どうしても覚えにくいなという内容がいくつか出てきました。
困り果ててgoogle先生に聞いたところ、語呂合わせと大量のYouTube動画が検索結果一覧に表示されました。

いくつかサンプルを見ているうちに自分の波長と合う宅建YouTuberが見つかりました。
直前の金曜日夜、土曜日、試験が始める直前まではそれを延々と聞き続けました。

迎えたテスト本番と結果

さぼりのわりに心配性なので、案の定、電車で腹痛途中下車もしましたが、試験会場にも1時間前に着き、テストはなんとか完了することができました。

結果は冒頭のタイトルの通り合格。2020年は宅建の合格基準点が過去史上最高点を更新(問題が比較的簡単)な中で、基準点+1点で合格できました。

今回の受験からの学び

今回の宅建受験からはいくつかのことを学びました。

1点目は、「各プロセスのゴール設定を間違えないこと」です。
最初に読んで問題を解くフェーズでは、意味の理解とその使われ方を正しく理解しきる。模試フェーズは、目先の点数に囚われず、本番での失敗をいかに減らすか。に注力したことです。

2点目は、「自分にあった方法を探すこと」。
最後の数日でどうしても短期覚えないといけない箇所に関しては、YouTubeと語呂合わせで乗り切りました。
各項目の意味を覚えていることが前提ではあるものの、最後の最後、短期記憶にとどめるという意味では、私にとってはこれがより良い手法だったように思います。

3点目は、「最後まであきらめないこと」。
これは文字通り、模試で点が悪いからと言って途中で勉強を辞めていたら受からなかったと思います。

宅建受験とイノベーション・新規事業について

こうやって考えると今回の受験も、イノベーション・新規事業も似ているように思います。
大きなゴールに向けて、プロセスのゴール設計を行い、基本を押さえつつ、自分(自社)にあった方法を探索し、最後はあきらめずに進めること。

新規事業は、自分の成果(プロダクト)に加え、外部環境があり、一筋縄ではいかないし、合格・不合格のラインが見えないこともあり、立てている問さえ正しいのかという課題もあり、さらに複雑性が増すように思いますが、本質は似ているのかなと思っています。

最後に、最も重要な内容をお伝えして今回は、終了したいと思います。
“この勉強方法は合格を保証しておらず、推奨しておりません”(もう少し早く勉強はじめたら、もっと点数取れた気がします)

今後もお付き合いいただけると嬉しいです。

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阿部祐介(あべ・ゆうすけ)

1985年、愛媛県生まれ。筑波大学大学院を終了後、リクルートホールディングスに入社。ネットビジネスプロデューサー・マネージャーを経験。事業計画立案、商品企画、営業推進、プロダクトマネージャー・O2Oマーケティング、BPRなど幅広いプロジェクトを推進。2020年 三井不動産入社、BASE Qに参画。